ランニングは若返り?それとも老化加速する?なぜランニング続けると老ける見える?

ランニングのメリットはたくさんあります。ただ最近、「ランニングが顔の老化につながる」なんていう噂もあり、今回は、ランニングが老化の原因となるのか?そしてその対策も併せてお伝えしていきます。

なぜランニングは年を取ったように見えますか?

長時間走った後、なぜ年をとったように見える人がいるのでしょうか? まず、走りすぎると「オーバートレーニング症候群(OTS)」につながる可能性があります。 症状は、ランナーの体の免疫力が低下し、病気や倦怠感を起こしやすく、運動能力が低下することです。 長時間の倦怠感では、人全体が弱く無気力になります。
ランニングするとき、どうしても汗だくになるので、そういうケアをしている人も少ないでしょうし、肌が荒れる可能性は高い、でも運動によって体の内部はよくなってるものですので、顔に対するダメージだけが大きくなると考えられます。紫外線も老ける原因の一つです。見た目の老化原因の8割は光老化そもそものポテンシャルは遺伝によるテロメアの長さ走るとテロメアもゴリゴリ減るから紫外線とのコンボでマッハの速さで老ける。太陽光自体も地面からの反射は、肌に対するダメージがかなりあるものです。なので、しわやシミができやすくなると言えます。老ける(老けて見える)ということにつながってる可能性は高いのではと思います。

では、なぜランニングは若返り?

2018年のドイツの研究では、長期の持久力運動が細胞の老化のプロセスを遅らせたり、逆転させたりする可能性があることがわかりました。 この研究では、持久力トレーニングの期間の後、白血球のテロメアの長さが増加し、テロメラーゼ活性も2〜3倍に増加することがわかりました。 「テロメラーゼ」とは何ですか? 私たちの体は無数の細胞で構成されており、細胞内のDNAは染色体に組み立てられています。染色体の末端に多数の繰り返しがあるDNAはテロメアと呼ばれ、体が老化するにつれてテロメアは短くなり続けます。 したがって、テロメアの長さとテロメラーゼ活性は、老化の程度に直接関係していると考えられました。 そして持久力運動は、テロメアの短縮を遅らせ、さらにテロメアの長さを増加させる酵素であるテロメラーゼの活性を高めます。

ランニングは私たちの体の老化を遅らせることができることがわかります。

酸化で「加齢現象」が加速してしまう

老化をすすめる要素として考えられるのが「酸化」です。カラダがサビるイメージです。鉄がサビるのと同じように、カラダがサビると肌荒れ、アトピー、動脈硬化、脳梗塞、癌などの症状が現れます。その酸化を促進させるものと言えば活性酸素です。この活性酸素はランニングなどの運動を行うと増えます。 長期間のランニングは、体の抗酸化能力を向上させ、それによって老化を遅らせることができます。 長期の持久力運動や短期間の高強度の運動も、体の血液や骨格筋のフリーラジカルの増加につながる可能性がありますが、体の抗酸化システムも可塑性です。 多くの研究により、運動トレーニングは心臓や骨格筋の関連遺伝子の発現を促進し、主要な抗酸化酵素活性の増加を促進することが確認されており、この適応変化は運動強度と持続時間の増加とともに増加します。

ランニング後の食事も大事

ランニングをした後、適切に栄養をとることで、運動の効果をより大きいものにすることができます。
筋肉トレーニングの効果を高めるためには、運動後にタンパク質と糖質を1:3の割合で摂取することがよいと言われています。
また、筋肉をつくったり疲労回復に効果的なアミノ酸やビタミン、体の調子を整える電解質(ミネラル)も摂取するのが望ましいです。

パン、ビスケット、ケーキなどの精製された炭水化物を定期的に摂取すると、体内の糖化反応が加速し、過剰な糖とタンパク質が結合して糖化最終産物(AGE)を形成します。 AGEsは、体内のさまざまな組織細胞を破壊し、皮膚にしわを寄せ、糖尿病やアテローム性動脈硬化症などの慢性疾患を引き起こし、人体の老化を引き起こす可能性があります。 したがって、毎日のランニングトレーニングに加えて、精製された炭水化物の摂取量を減らすことにも注意を必要があります。

最後に

ランニングで老化するかどうかについては、あなたのランニングへの取り組む姿勢で変わります。ただがむしゃらに走るだけでは老化を進めてしまうことでしょう。正しい走り方を身に付け、走り終わった後にしっかりとケアをする。普段の何気ない対策が日焼け止めを防いでくれます。日焼けをしてお肌の老化が進んでしまっては、「キレイになるために始めたランニング」の意味がありません。しっかり対策をしてシミソバカスを防いでいくようにしましょう。